木製建具はその名の通り、木を加工してつくります。だから、木の持っている本来の良さがそのまま建具にも備わっています。木の香りやあたたかみ・防虫効果・湿度調節などです。何よりも、森林の樹木の香気に包まれた時の安らぎや爽快感があります。その木の性質や特徴を生かしながら、職人は技術と技で一枚を仕上げます。必然的に木の良い部分を使うので、木の美しさが引き出され、部屋に表情を与えてくれます。
(この木製建具のページ以外でも様々に写っていますので、室内全体の雰囲気に溶け込む建具に注目して、再度見ていただけるとうれしいです。)
↑桧の建具です。この部屋は、腰壁も床も桧です。引き戸を開いて、奥の部屋から見ると・・・。↓
↑左から、玄関ホールに続く2枚の引き戸と隣の収納棚、部屋を2つに分ける4枚の引き戸、調和がとれています。
↑玄関ホールの存在感のある、欅(けやき)の建具です。板目(木の年輪模様)も色も欅ならではの重厚感があります。
↓小さな窓は室内窓。建主さんのデザインです。(西側)(トピックス「建主さん10のこだわり」で紹介)↑↓杉の赤みで揃えました。 ↑↓室内窓とお揃いのデザインです。(東側)
↓障子紙のように見えるのはワーロン。破れないので、使い勝手が良い。
↓セカンド玄関の建具。
↑↓部屋は明るい方が良いというご家族のご希望で、格子のガラスの引き戸を入れました。
↑テレビの下の物入れ2つ、職人さんの手作りの引き出しです。これは家具の範疇ですね。引き出しとなると、ぴったり合わせるというのはかなり大変なのです。桧と欅を使って、色合い的にも素敵になりました。
↑節も模様のひとつ、味わいがあります。リビングにある3段の収納棚の建具です。
↓無節の桧の建具、板目の模様は自然のものなので、同じものはありません。1枚1枚の建具が唯一のものになります。
↑杉の建具です。杉の赤身がいいアクセントになりました。
↑杉の建具です。物入れと出入り口の引き戸、壁板は杉で揃えました。板目の模様と杉の赤身(赤い部分)のバランスがユニークです。部屋のイメージは山小屋風です。
↑こちらの引き戸は自動開閉します。戸の上部に機械が取り付けてあり、隠すために桧板をカバーに据え付けました。
↑板目(木の年輪模様)が魅力的な3枚の建具です。こちらはトイレになります。
↓桧で仕立てた3枚の建具。家のリフォームで和式から洋式に変えました。建具に統一感があります。
↓引違い戸だったものを片引き戸にしました。ガラスが入り、明るい感じに。
↑縦のラインをつくり、スッキリとした雰囲気になりました。
↑リフォームです。杉の赤みが美しい木製建具。天井の板と揃えてみました。
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