和風建築であれば、上下の座敷と座敷を囲うように縁側をつなぐ廊下、その贅沢な造りの素晴らしさに廊下も存在感がありました。現在は間取りも変わり、廊下の占める部分を室内空間にする考えが主流のように思われます。単に廊下ではなく、その空間の在り方を考えて設計します。
↑玄関正面の欅(けやき)のドアを開けると、外につながるドアまで真っ直ぐの廊下。右側はトイレ、左側は天井まである収納棚です。
↑左側手前に入ると、トイレ、浴室があります。天井の開いた四角は屋根裏の入り口、梯子を取り付けます。奥には外への出入り口、光が差し込み明るい空間です。手前にあるのは・・・。↓
↓据え付けの机です。本棚も据えて、ちょっとした書斎コーナーになります。パソコンもいいですね。
↓床板は桧、腰壁板は杉を使用。赤身と白身のある杉は桧とはまた違った味わいがあります。
↑2階の廊下、奥の吹き抜けの空間につながっています。真ん中の左側にパソコン専用コーナーがあります。桧の床板、杉の腰壁板、もう少しアングルをあげると・・・。↓
↓雰囲気は山小屋風。奥のペンダント・ライト付近がパソコン専用コーナーです。
↓玄関からリビングへの廊下。太い桧の柱と赤松の梁、広々とした空間を楽しみます。
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